いのちめぐるまち南三陸

南三陸町のとりくみ   

ゴミの行き先を考えたことはありますか?

南三陸町では町内の生ゴミを回収し、生ゴミをバイオガス 施設によってエネルギーと液体肥料に変える取組が行われて います。いのちは私たちを通して「ゴミ」となります。 しかし、この町では「ゴミ」にはなりません。 エネルギーとなり、また新しい命に生まれ変わることが できるのです。

東日本大震災により、食料や水を入手するのに困難を伴い、特に 外部に依存していた電気、石油、ガスの入手は困難を極めた一つの 経験から、地域にあるバイオマス資源を有効活用するシステムを整え、 人と環境にやさしく災害に強いまちづくりが進められています。 住民のほんのちょっとの意識でいのちの循環と持続可能な町を みんなで協力してつくりあげていく南三陸町の計画です。

バイオガス施設 【南三陸BIO】




いのちの循環


生ゴミ循環のながれ

当旅館は、下図の民宿/食堂での役割を担っています。




当館の取組み

「人のからだ」として考える

事業者として初めて先陣を切って生ゴミの分別作業に参画しました。

分別はひと手間かかる作業であり、当初、下膳を担当するスタッフには戸惑いもありました。 しかし、BIOの工場見学した際に選別ラインで丁寧に最終チェックをしてるスタッフの 姿を見て明確に意識がかわりました。
液肥が誰かの役に立っている資源であることを実感し使命感がわいてきたのです。

分別は、「人のからだ」に置きかえて考えられます。
例えば通常は生ごみとして考えられる、カニの殻、梅干しの種、タバコの吸い殻、 卵の殻など人の体に入れないものは生ごみから取り除かれます。
ニュー泊崎荘は、これからもこの取り組みを通して「いのちめぐるまち」で、「地域の自然と共存する持続可能な宿」を 目指して参ります。